聖火リレーへの思い

Torch relay 未分類

私は「茶の湯」文化で用いられる「菊炭」を焼いています。茶の湯は日本人の心遣いの原点と思っています。炭ひとつでも様々な作法があり、その信頼にこたえる炭をつくることが私の仕事です。炭の火の色や香り、音、灰の形までも楽しむ日本人。

世界には多くの国・人種がありそれぞれ大切な固有の文化があります。日本の文化を発信することは、世界の文化を理解することにつながると思います。また、日本人自体が忘れ去っている大切な文化があると思います。オリンピックはそのことを改めて見直す機会にもなるのでは。世界から来訪される方々への発信、それは日本への発信と表裏の関係にあります。500年の歴史をもつ「菊炭」を伝統の地で焼く職人は大阪で1人、兵庫で1人にまで減少しています。私はオリンピックの聖火をつなぐランナー、そしてニッポン文化を次代につなぐランナーとして世界や日本の人々へひとつの文化を伝えることができれば幸せです。

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